ワイン　wine

■フレデリック・コサール■「ロマネ・コンティのキュヴェに値する」と言われたシャソルネーや、人気の南仏のSGなど、私たちに最高のワインを届けてくれるコサール。 彼のヌーヴォーも今年で8年目になります。「圧倒的ナンバーワンのヌーヴォーだった！」との声が毎年続出！！ コサールのヌーヴォーには、虜にさせる魅力タップリ。『当店ベストヌーヴォー』は、コレ!!!!! この「レ・ラパン」が初めてリリースされたのが2004年。「ブルゴーニュ以外の地域でも、シャソルネースタイルによる、ピュアでコストパフォーマンスの高いワインが実現できる！」というフレデリック・コサールの新たなコンセプトのもと、知人でもあるシャトー・デュ・モンソーのオーナーバグダサリアン氏のモノポール畑「レ・ラパン」をワインの醸造まで100％彼が手がけたことによって実現したもの。ラパンの畑名は、昔この区画だけウサギがたくさんいたことから名付けられたそうです。南向きに面した畑はたいへん日当たりが良く、また位置的にもボジョレー地区の南に当たることから、ブドウの熟しが比較的早く、ヌーヴォーをつくるには最適な環境が整っています。[ 9月9日情報 ]ラパンの収穫は当初 8 月 30 日を予定していたが、結局 9 月 9 日まで待つことにした！まわりがブドウの腐敗を恐れて早期収穫に走った中で、我々は完熟を待つリスクを選択した。結果は大成功！さすがはヴィエーユヴィーニュの貫禄か、ラパンは樹齢がある分若いブドウ木よりも根が深いため、多少の雨が降っても急な水分の吸い上げはなく、結果、7 月 8 月の長雨にもどうにか耐え忍ぶことができた！収穫したブドウは一部水分を吸って大きく膨らんだがものが乾燥してふやけた干しブドウのような状態になっているものもあったが、大半のブドウは破裂や腐敗がほとんどなく、ほぼ完全な状態で収穫することができた！潜在アルコール度数は 12.6 度！十分凝縮したブドウを収穫することに成功した！私は、2011 年がラパンにとって最高のミレジムになるというスタンスは全く変わっていない！味わい的には、2009 年よりも果実味に富んだリッチなワインが出来上がるだろう！なお、2011 年ミレジムを腐敗や長雨のせいにして過小評価しているのは、大抵、若木のブドウ畑に大量の化学肥料を撒いている生産者で、彼らは、たくさんのブドウの房を生らせる結果、晴れていうるうちは何も問題ないが、いったん天候が雨に変わると、風通しが悪く、しかもブドウ自体が余計に水分と窒素を吸い上げてしまうため、腐 敗が一気に進んでしまうだけのこと…。決 してミレジムのせいではない！[ 7月26日情報 ]2011年は、私が手がけたラパンの中で最も優れた品質のものが出来上がるだろうと今から大いに期待している！今年は、春が初夏並みに暑かったため、ブドウの成長ペースが例年よりも3週間から1ヶ月早く、そのおかげで、霜や病気、花流れなど通常春から初夏の成長過程で起こりうるリスクが全てスキップされ、ブドウは今までに見たことのないくらいパーフェクトで健全な状態を保っている！ただ、一部畑では水不足と暑さの影響で、一時ブドウにカリウムが不足し葉の色が紫に変色する珍しい現象が見られたが、6月下旬にまとまった雨が降ったおかげでその現象も落ち着き、最終的なブドウの品質にはなんら問題なさそうだ。今年のラパンのブドウは、粒が小さく、粒と粒の間に隙間があり風通しが非常に良いのが特徴だ。今年はまだほとんどボルドー液を散布していないが、それでもブドウに病気が繁殖しないのは、この隙間が湿気を寄せ付けない役割を果たしているからだと思う。今年の収穫は8月25日前後を予定している。これから、雹や水不足などのリスクがない訳ではないが、このまま無事にブドウが成熟していけば、間違いなく2003年や2009年を超える素晴らしいワインができるだろう！DATAラ・パンの区画は1.3ヘクタール　樹齢：60〜100年　45hl／ha　収穫：20人で手摘み。畑での厳重な選果。品種ビオ／赤：ガメィ100％容量750ml産地フランス　ボジョレー 228本　ご予約済60本　追加しました（2011.10.21）